社史の書き手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 21:09 UTC 版)
多くの場合に見られ、村橋なども指摘しているのは、経営者自身が執筆する例である。その他、企業内で長文の執筆や歴史研究に慣れた人材を募って執筆に当たらせる例、大学教授を招聘して執筆する例などもある。外部の研究者への依頼はアメリカにおいてよく取られる方法であるが、指摘されるマイナス面としては例え外部から招聘したとしても、その企業の競争力の源泉など本当に書きたいことが書けないことや公正さの維持の点があげられている。なお、村橋はこうした学閥からの要求を「無いものねだり」と評した。 なお、日本において、アーキビストと名付けて養成が本格化する以前より、専門のライターは存在した。そうした執筆者は「社史ライター」「年史ライター」と呼ばれ、そうしたライターの一人、本多清は、1991年の時点で「常時職業として続けているのは30人位」と述べている。なお、上述の近江は1975年には社史製作の為の本を出版しており、製作に必要な知識の拡散が図られている。
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