社会的養護の施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 16:48 UTC 版)
社会的養護の施設には、乳児院、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設、自立援助ホームがある。 費用の観点から、施設養育中心主義からの移行は説得的である(原文ママ)とする主張もあり、たとえば0歳から18歳まで大都市の乳児院および児童養護施設で育つならば、1 人8,373 万2,000 円の経費がかかり、里親宅で生活するならば3,200万円から3,800万円で済むとの試算がある。 施設別の社会的養護の費用比較では、東京都では2015年現在、次のとおりとなっている。 民間(=社福)児童養護施設(社会的養護の必要な児童を養育する施設) 予算額 111億313万円、予算規模 2,803人、児童一人当たりの予算額 396万1千円(民間グループホームの一部経費を含む。予算規模には、民間グループホームを含む。) 民間(=社福)グループホーム(地域の中で家庭的な雰囲気の下、6人程度の児童を養育する小規模施設) 予算額 22億4千338万3千円、予算規模 852人、児童一人当たりの予算額 263万3千円(民間児童養護施設に含まれるものは除く。) 乳児院(社会的養護の必要な乳幼児を養育する施設) 予算額 34億5千609万7千円、予算規模 507人、児童一人当たりの予算額 681万7千円 ファミリーホーム(養育者の自宅で5~6人の児童を養育する事業) 予算額 3億5千53万1千円、予算規模 123人、児童一人当たりの予算額 285万円 養育家庭等(所謂里親・児童を養育する家庭) 予算額 7億6千3百万9千円、予算規模 419人、児童一人当たりの予算額 182万1千円
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