瞿麦

デジタル大辞泉

なでしこ【^×撫子／瞿^＝麦】

読み方：なでしこ

１ ナデシコ科の多年草。山野に自生し、高さ約50センチ。葉は線形で白色を帯び、対生。夏から秋、淡紅色の花を開き、花びらの先は細く裂けている。秋の七草の一。とこなつ。かわらなでしこ。やまとなでしこ。《季 夏》「—や片陰できし夕薬師／一茶」

２ 襲(かさね)の色目の名。表は紅梅、裏は青。一説に、表裏ともに紅色という。夏に用いる。なでしこがさね。

３ 紋所の名。ナデシコの花と葉を取り合わせて図案化したもの。

４ 「なでしこジャパン」「なでしこリーグ」の略。

５ なでるようにかわいがっている子。いとしい子。愛児。歌などで、植物の「ナデシコ」と「撫でし子」を掛け詞にしていうことが多い。

「忘れ形見の—の、花やかなるべき身なれども」〈謡・生田敦盛〉

撫子の紋所

く‐ばく【^×瞿麦】

読み方：くばく

１ セキチクの漢名。

２ ナデシコの種子。漢方で消炎・利尿薬などに用いる。

難読語辞典

瞿麦

読み方：セキチク（ｓｅｋｉｃｈｉｋｕ），　クバク（ｋｕｂａｋｕ），　ナデシコ（ｎａｄｅｓｈｉｋｏ）

ナデシコ科の多年草、園芸植物

歴史民俗用語辞典

瞿麦

読み方：クバク（ｋｕｂａｋｕ）

（１）セキチクの別称。
（２）ナデシコの別称。

瞿麦

読み方：ナデシコ（ｎａｄｅｓｈｉｋｏ）

多年草。

別名 撫子

植物名辞典

瞿麦

読み方：セキチク（ｓｅｋｉｃｈｉｋｕ），　クバク（ｋｕｂａｋｕ）

ナデシコ科の多年草、園芸植物

学名 Dianthus chinensis

瞿麦

読み方：ナデシコ（ｎａｄｅｓｈｉｋｏ），　クバク（ｋｕｂａｋｕ）

ナデシコ科の多年草、薬用植物

学名 Dianthus superbus var.longicalycinus

ウィキペディア

撫子 (曖昧さ回避)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/31 17:22 UTC 版)

撫子（なでしこ）とは、撫でるように可愛がっている子、愛しい子、愛児。瞿麦（くばく）とも言う。