眼の数と蓋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 07:09 UTC 版)
初出の民話ではバロルの眼の魔力の描写が装飾的で、額の真ん中に目ひとつ、そして後頭部には普段は蓋をした殺傷力ある眼を持っている。それは毒の色素と光線(beams)を放つバシリスクのごとき眼であり、相手を石化して殺すと語られている。 「トーリー島のバロル」では、額の真ん中の危険な眼は9層の革盾で覆われていたが、長腕のルイが赤槍で貫通させた。スコウクロフトは「額の真ん中の余分な目」(第3の目)の伝承があるとするが、その一例であろうか。バロルが三つ目であると明言する例としては作家マクスウェル(英語版)が発表した短編がある。 だがある伝承によれば( メイヨー県))バロルは単眼にもかかわらず、7層の蓋がかぶせられていた。それは"有毒・烈火の目"で、"最初の蓋をとると蕨が枯れ始め、2枚目をとると芝草が赤銅色に変じ、3枚目で森林や木材が熱をもち、4で木々が発煙、5ですべては赤くなり、6で火花が散り、7ですべては発火して"里山は火の海となる 。
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