あいて‐にんしょう〔あひて‐〕【相手認証】
読み方:あいてにんしょう
相手認証
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 18:40 UTC 版)
相手認証とはある人が他の人に自分が確かに本人であると納得させるをいう。A氏がB氏に自分が本当にAである事を証明するとき、BはAを認証すると言い、Aを被認証者、Bを認証者と呼ぶ。被認証者、認証者の事を証明者(prover)、検証者(verifier)とも呼ぶ(Aが本当にAである事を「証明」し、その証明が正しいかどうかをBが「検証」するので)。 認証者は被認証者の証明に納得した場合、認証者は被認証者の証明を「受理」(accept)したといい、そうでない場合は「棄却」(reject)したという。 相手認証はその目的によって分類され、主なものに資格認証と属性認証がある。資格認証とは、何らかのサービスを受ける際にその資格があるかどうかを確認する為に行われる認証行為の事である。例えば選挙権がある事を証明する為に投票所入場券を提示したり、コンピュータにログインする権限がある事を証明する為にIDコードとパスワードの入力を行なったり、自動車の運転資格がある事(すなわち免許を持っている事)を証明する為に免許証提示を行なったりする。属性認証とは被認証者の属性(年齢、性別等)の正当性を確認する為に行われ、例として酒や煙草を購入する際に成人であることを証明する認証行為(年齢認証)がある。 前述の選挙権がある事を保証する為の認証行為は、投票を行う資格がある事を証明する資格認証であるのと同時に、選挙権があるという属性を証明する属性認証でもある。 また相手認証はその方法によってCertification(サーティフィケーション)とAuthentication(オーセンティケーション)とに分類される。Certificationは被認証者が認証場所に直接アクセスして行う認証の事で、それに対しAuthenticationは被認証者が認証場所に直接アクセスする事無く遠隔地から電子的に受ける認証の事である。 なお、Certificationであっても認証者の方は認証場所に直接アクセスするとは限らない(代わりに認証装置が認証を行う)。
※この「相手認証」の解説は、「認証」の解説の一部です。
「相手認証」を含む「認証」の記事については、「認証」の概要を参照ください。
- 相手認証のページへのリンク