直流磁気治療器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 20:55 UTC 版)
直流磁気治療器は磁気ネックレスなど直流磁気を使用した治療器である。ネックレス(磁気ネックレス)のほか、ブレスレット(磁気ブレスレット)、絆創膏や下着に粒状の強力永久磁石を内蔵して、その磁気の力で疾病の予防、改善、治療の役に立てることを意図している。 通常は装身具や下着類似の形状の保持部分に高強度の磁力線を発する永久磁石が通常複数個、埋め込まれており、使用者の体表面近くに常時接することになる。磁力の強度はさまざまだが、たとえば大手の商品では一粒が80-180ミリテスラ(800-1,800ガウス)を内蔵する強力磁石が数個から数十個含まれている。 直流磁気治療器の仕組みと効果に関する説明例としては「磁力が血液中のイオンを増やし、イオンが神経に働きかけることでマッサージ効果が発生する」というものなどがある。 直流磁気治療器では一定の磁気の強さがなければ効果はないと考えられており、中川恭一による研究によれば、70ミリテスラの磁気ネックレスと130ミリテスラの磁気ネックレスでは有効率にほとんど差は見られなかったが、20ミリテスラ(200ガウス)になると有効率が非常に低くなったと報告されている。
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