直接式TPMS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 03:18 UTC 版)
直接式はタイヤやホイール内部にセンサー(送信機)を取り付け、タイヤの空気圧や温度を検知し、車体側の受信機へ電波で情報を送信し、空気圧が基準外になっている場合は警報を発する。直接式にはタイプが2種類あり、エアバルブと一体式のバルブタイプ、ホイール内部にベルトで固定するベルトタイプがある。現在はバルブタイプ(エアバルブと一体化した物)が一般的である。又、車内で空気圧などをモニタリングできるタイプも多い。 10年ほど前から、一部の自動車メーカー(ベンツ、アウディなど)で採用されていた。ドイツのアリゲーター社(バルブメーカー)とBeru社(センサー)の物が有名である。現在は、シーメンス・TRWなど数々のメーカーがセンサーを製造している。日本では、レクサスの一部車種が太平洋工業製を採用しているほか、後付け用として同社の「TPMS B-01」がブリヂストン系のタイヤ店等で販売されている。 電波を使用する関係上、国(地域)毎に使用可能な電波(周波数と強さ)が異なる為、センサー(送信機)や受信機をそれらのエリア別に製造する必要がある。(日本国内においては、海外の製品が電波法により使用できないケースも多い)又、センサー側に電源(バッテリー)を必要とする。
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