目的とアイディア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 03:50 UTC 版)
研究機関が機関リポジトリを設置する主要な目的としては、次の二つが挙げられる。 機関の研究成果を自主的に保存・公開することにより、オープン・アクセス化に寄与すること。 出版されないものや失われやすいもの(灰色文献(英語版)。例えば学位論文や研究報告書類)を確保し保存していくこと。 機関リポジトリのアイディアは次の二つの源流を持つ。 電子アーカイブシステムの相互運用の議論に基づくものであり、これはオープン・アーカイブス・イニシアチブ(OAI)とその「メタデータ収集のためのOAIプロトコル」(OAI-PMH)の活動、さらには、世界規模の分野特化型プレプリント・サーバの出現からオープン・アクセス思潮へと至る流れが背景となっている。 コレクション構築、分類整理、供用、長期保存といった図書館の伝統的機能を電子的に引き継ぐ電子図書館システムにおけるコレクション構築、分類整理、供用、電子保存の取り組みである。
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