皇国民法仮規則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 21:34 UTC 版)
8月、中国法系に加え、欧州各国法を斟酌した刑法典『改定律例』成立。 10月、司法省明法寮で、確認される限り二度の改訂を経て『皇国民法仮規則』が成立。2085条(欠番あり実質全1185条)で終わる大法典であり、日本最初の本格的民法草案と考えられる。 原案起草者はブスケだったとする証言もあるが(楠田)、2月に来日して10月に草案を完成するのは非現実的なため真相は不明。楠田ら明法寮と左院の合作とする推測もある。 財産法はほぼ仏民法典の模倣だが家族法では取捨選択し、家督につき長子相続を採用。
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