百衲本二十四史とは? わかりやすく解説

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百衲本二十四史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/23 02:33 UTC 版)

百衲本」の記事における「百衲本二十四史」の解説

『百衲本二十四史』は、1930年1937年商務印書館から出版され二十四史刊本影印本、全820冊)。張元済1867年 - 1959年)が出版主宰した(四部叢刊参照)。出版には約8年かけられた。 百衲本出版まで二十四史刊本としては乾隆帝欽定になる『武英殿二十四史』(殿本)が最も流布していた。しかし殿本に校勘・校刻の不備指摘されており、張元済によって編纂事業興されることとなった四部叢刊参照)。張元済貴重な版本博捜して、二十四史版本善本できるだけ古く信用のおける版本)を選び専門家による校勘行った。 『百衲本二十四史』に集められたのは、宋代善本15種、元代善本6種、明・清初刻された3種版本である。二十四史含まれるそれぞれの史書の版には、基本的に単一版本使用している。たとえば『隋書』は元大徳九路刻本を、『新唐書』日本静嘉堂文庫所蔵する北宋嘉祐刻本底本としている。ただし、原本欠けた部分をほかの版本補ったものもあり、たとえば『金史』は北京図書館所蔵の元至正原刊本80巻が現存)を影印し、欠けた55巻は涵中国語版元代覆刻本(初覆本と再覆本)で補っている。 魯迅博物館北京所蔵魯迅旧蔵季羨林旧蔵 第二次世界大戦後大陸において魯迅旧蔵の『百衲本二十四史』の影印本刊行されているほか、台湾商務印書館から補校を加えた『百衲本二十四史(新版)』(王雲五主編)が出版されている。

※この「百衲本二十四史」の解説は、「百衲本」の解説の一部です。
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