百科辞典編纂者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 04:28 UTC 版)
「ファウンデーション (小説)」の記事における「百科辞典編纂者」の解説
サルヴァー・ハーディン ターミナス市初代市長(32歳)。創立50年後に無血クーデターを起こして理事会から実権を奪い、最初のセルダン危機を周辺国の力の均衡を利用し乗り切る。 ルイス・ピレンヌ博士 銀河百科辞典第一委員会理事長。学者であり、帝国の威光と保護を信じている。ターミナス(ファウンデーション)を単なる銀河百科辞典を発行するための学術研究機関と思いこんで、独立国家としての存続を無視している。最初のセルダン危機が起きるまでの首長。 ヨハン・リー ハーディンの友人で片腕とたのむ人物(34歳)。 ジョード・ファラ 銀河百科辞典委員会理事会所属。時折核心に触れる発言をする。 アンセルム・オー・ロドリック 帝国から独立した周辺の四王国のうち最強のアナクレオン王国からの特別使節、ブルーマの副太守。ターミナスを属国化しようと遠まわしに脅迫する。 ドーウィン卿 銀河帝国からの使節。帝国大蔵大臣。ロドリックとは対照的に上品な人物で、趣味で人類起源問題を研究しているが、他人の論文を読んで批評するだけで自ら手を汚して発掘調査しようとはしない。うわべだけで無気力で無力な帝国を象徴する人物。 ボー・アルーリン(アルリン) 昔ターミナスにいた唯一の一流心理歴史学者。ハーディンとファラのセリフ中にのみ登場。 ミューラー・ホルク 論理学部の記号論理学者。ドーウィン卿がターミナス滞在中の発言の全てを記号論理学的に分析し、何一つ意味のある発言をしていなかったこと、即ち帝国がターミナスを護るべく何らかの行動を保障することもなくアナクレオン王国と帝国の間に束縛関係も存在しないこと、つまりターミナスが帝国から切り捨てられたことを確認した報告を提出する。
※この「百科辞典編纂者」の解説は、「ファウンデーション (小説)」の解説の一部です。
「百科辞典編纂者」を含む「ファウンデーション (小説)」の記事については、「ファウンデーション (小説)」の概要を参照ください。
- 百科辞典編纂者のページへのリンク