発電準備事務所立ち上げ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 15:20 UTC 版)
「福島第一原子力発電所1号機の建設」の記事における「発電準備事務所立ち上げ」の解説
1969年4月10日、東京電力は機器試運転等各般の発電準備を本格的に行うため「福島原子力発電準備事務所」を発足した。準備事務所は総務、労務、経理、技術、保安、発電の6課から構成され、技術、放射線管理、運転等の準備作業が担務であった。営業運転開始2年前の発足であるが、これは発電準備班を早期に立ち上げておき英語で書かれている試運転マニュアルを翻訳し、担当者が機器試運転の目的、そのために達成すべきパラメータを十分に理解するための時間を取る目的があった。 なお『東電社報』1969年5月号によると当時、1号機の運転開始は1970年10月を予定していたが、それに先立ち、1969年8月には核燃料装荷前に実施する諸検査を開始し、1970年5月からは核燃料を装荷して始動試験に入る予定であった。
※この「発電準備事務所立ち上げ」の解説は、「福島第一原子力発電所1号機の建設」の解説の一部です。
「発電準備事務所立ち上げ」を含む「福島第一原子力発電所1号機の建設」の記事については、「福島第一原子力発電所1号機の建設」の概要を参照ください。
- 発電準備事務所立ち上げのページへのリンク