発射と軌道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 01:45 UTC 版)
「グラナート (宇宙望遠鏡)」の記事における「発射と軌道」の解説
この宇宙機は1989年12月1日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からプロトンロケットに乗って発射された。それは初期遠地点/近地点がそれぞれ200,000km/2,000kmで、傾きが51.5度の高偏心98時間軌道に配置された。このことは、太陽や月の摂動が、軌道傾斜をかなり増加させる一方で、離心率をかなり減少させることを意味している。その結果、1994年9月にグラナートが管理された観察を完了したときには軌道は円に近い形になっていた。(1991年までに近地点は20,000kmまで増加し、1994年9月までに遠地点/近地点は59,025km/144,550、傾斜は86.7度まで増加した。) 4日間のうち3日間は軌道の観測に専念した。軌道上での9年間の後、その観測所は1999年5月25日についに地球の大気へと再突入した。 グラナート観測所の軌道変化(1994年の予想)日にち近地点 (km)遠地点 (km)近点引数 (deg)軌道傾斜角 (deg)昇交点黄経 (deg)1989年12月1日 7003200000000000000♠2,000 7005200000000000000♠200,000 285 51.5 20.0 1991年12月1日 7004238930000000000♠23,893 7005179376000000000♠179,376 311.9 82.6 320.3 1994年12月1日 7004589590000000000♠58,959 7005144214000000000♠144,214 343.0 86.5 306.9 1996年12月1日 7004420888000000000♠42,088.8 7005160888000000000♠160,888 9.6 93.4 302.2
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