界磁チョッパ制御のまま更新
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 08:25 UTC 版)
「小田急8000形電車」の記事における「界磁チョッパ制御のまま更新」の解説
2002年度に更新されたのは8251×6・8255×6の2編成で、車体(外板・屋根・床板・扉)の修繕はいったん塗装を剥離して修繕後に再塗装し、配管・配線の補修、電動空気圧縮機のレシプロ式から低騒音形のスクロール式への交換、補助電源装置の静止形インバータへの交換が行われた。また、種別・行き先の表示装置はLED化されたほか、通過表示灯が撤去され、側面窓はUVカットガラスとした上でカーテンは省略されたほか、車側灯・尾灯のLED化が行われた。集電装置はシングルアーム式に変更されたほか、滑走防止装置が設置された。 内装についても、化粧板、床材をすべて張り替えた上でバケットシートへの交換が行われたほか、7人がけ座席には手すりが設けられた。また、各扉の上部にドアチャイムとLEDスクロール式車内案内表示装置が設置され、つり革を新製品(丸形→三角形)に交換した。先頭車には車椅子スペースと収納式座席の設置が行われたほか、客室の非常通報装置を警報式から乗務員と通話可能な対話式に変更された。客用ドアガラスについては、押さえ金具を室内側より車外からの支持に変更し、ドアガラスの客室側を平滑化した。 運転台にはモニタ装置が新設されたほか、自動放送装置が設置された。また、計器盤右端に非常通報受報器を新設した。 この2編成の制御装置については、機器の更新は行なわれたものの界磁チョッパ制御のままであった。 車椅子スペースと収納式座席を設置 対話式非常通報装置 交換されたつり革と新設されたLEDスクロール式案内表示装置 LED化された種別・行先の表示装置
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