男衾郡とは? わかりやすく解説

男衾郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 22:40 UTC 版)

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埼玉県男衾郡の範囲(薄黄:後に他郡から編入された区域)

男衾郡(おぶすまぐん)は、埼玉県武蔵国)にあった東武東上線男衾駅などにその名をとどめる。

郡域

現在の行政区画では概ね以下の区域に相当する。

歴史

古代

古墳群が多い北武蔵でも特に多く、野原古墳群(「踊る埴輪」が出土)、塩古墳群、鹿島古墳群など。延喜式神名帳に3社(小被、出雲乃伊波比、稲乃賣神社)記されているなど、人口も多かったとみられる。ただし、中世以降に郡域の変更が重なったため、明治期と古代では範囲も異なる。

近代以降の沿革

知行 村数 村名
幕府領 幕府領 14村 折原村、●赤浜村、木呂子村、●白岩村、木持村、内宿村、甘粕村、関山村、保田原村、露梨子村、小園村、富田村、牟礼村、靭負村
旗本領 9村 ●今市村、秋山村、三品村、西ノ入村、木部村、勝呂村、●野原村、小江川村、塩村
幕府領・旗本領 7村 千代村、柴村、板井村、●本田村、●畠山村、鷹巣村、須賀広村
幕府領・藩領 幕府領・旗本領・武蔵忍藩 1村 西古里村
その他 寺社領 2村 立原村、藤田村
21.男衾村 22.折原村 23.鉢形村 24.小原村 25.本畠村(紫:熊谷市 桃:深谷市 赤:寄居町 1 - 11は大里郡 31 - 42は幡羅郡 51 - 64は榛沢郡)
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の村が発足。(5村)
    • 男衾村 ← 富田村、牟礼村、今市村、赤浜村、西古里村、鷹巣村(現寄居町)
    • 折原村 ← 折原村、立原村、三品村、秋山村、西ノ入村(現寄居町)
    • 鉢形村 ← 鉢形村、保田原村、小園村、露梨子村(現寄居町)
    • 小原村 ← 小江川村、野原村、須賀広村、千代村、柴村、板井村、塩村(現熊谷市)
    • 本畠村 ← 本田村、畠山村(現深谷市)
    • 木部村・木呂子村・勝呂村・靱負村が比企郡竹沢村の一部となる。
    • 藤田村が榛沢郡寄居町の一部となる。
  • 1896年(明治29年)4月1日 - 大里郡・幡羅郡・榛沢郡・男衾郡の区域をもって、改めて大里郡が発足。同日男衾郡廃止。

行政

大里・男衾・幡羅・榛沢郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治11年(1879年)3月17日
明治29年(1896年)3月31日 大里郡・幡羅郡・榛沢郡との合併により男衾郡廃止

参考文献

外部リンク

関連項目

先代:
-----
行政区の変遷
- 1896年
次代:
大里郡




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