男性・女性を表す表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 05:57 UTC 版)
McBurney (2002: 341 注16)は、 日本手話や台湾手話では指す人物の性別によって異なる手型を使い分けるという先行研究の観察を概観しているが、表す人物の男女の区別が任意である(必須ではない)ことから、これらは文法的な「性」には該当しないと結論付けている。よって、異なる手型が示しているのは、生物学的な性と考えられる。複数の人を示す表現もある。 男性 女性 人を表す全体CL 男性たち 男性たち(続き) 女性たち 女性たち(続き) 人々 人々(続き) 脈をはかる+世話をする+女性=看護婦(かんごふ) 脈をはかる 世話をする 女性 脈をはかる+世話をする+男性=看護士(かんごし) 脈をはかる 世話をする 男性 ×脈をはかる+世話をする+中性単数=看護(する人)は用いられない。 脈をはかる 世話をする 人CL:用いられない 脈をはかる+世話をする+中性複数=看護師 脈をはかる 世話をする 人々:看護師たち ただし,現在ではこれらを『看護師』,スチュワーデスを『客室乗務員』と呼ぶ(音声)日本語からの影響で男性,女性を明示しない表現もとられている。下は「看護師」。性については無標。 脈をはかる+世話をする+士=看護師(かんごし)性については無標。 脈をはかる 世話をする 士:看護師‐性別は関係ない。 「通訳者」のように、日本語では性による形態の違いがないものの中にも性の違いを表現するものがある。 「通訳者」の場合 画像:通訳 + 女性 通訳-親指を立て、口の前で左右に動かす。 女性:通訳者(女性) 画像:通訳 + 男性 通訳 男性:通訳者(男性) 画像:通訳 + 人々 通訳 人々:通訳者(複数)
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