田代の法廷での証言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/17 20:26 UTC 版)
2011年12月15日の小沢一郎の公判で、田代が証言した。証言内容は下記のとおり。 弁護人から捜査報告書と石川知裕のICレコーダーによる録音との相違を指摘され、「この日の取り調べを一言一句記載したのではなく、思いだし、思いだし記載した。拘留中に話したことや、保釈後に話したことの記憶が混同していたと思う」と述べた。 さらに、弁護人から「虚偽の捜査報告書を書いたのではないか」との問いに対し、「そうではありません」と否定。 石川知裕が、小沢一郎との「報告・了承」時期について調書の訂正を求めた際の「12月だろうが、3月だろうが変わんねーからさ、また変わると、なんでじゃあ変わったのってなっちゃうからさー。めんどくせーからさ」という発言を「調書とはそんなものか」と弁護人から追及されると、「実際の報告が(平成16年)12月だった、という話はこの日に初めて出ました。客観的な証拠に矛盾するし、根拠もなく不合理でした。だから石川さんが(訂正を)あきらめたんだと思いました」と述べた。 2010年1月15日の取り調べメモから調書を作ったのが「1月19日でした」と証言。 弁護人から取り調べメモに記載していない内容を、3日後の調書作成の際に思い出すことができるのかを追及されると「そんなことを言ったら、調書に書いてないことはたくさんありますよ!」と言い放った。 裁判官から「5月17日の捜査報告書は、供述内容よりも詳しかったですが、何を元にして作ったのですか」と問われ、「私の記憶です」と述べた。また裁判官から「メモなどは取らなかったのですか」と問われ「一切取っていません」と回答した。さらに裁判官の「記憶を喚起するものもなく、報告書を作られたんですか」との問いに「そうですね」と述べた。
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