産地と利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 00:22 UTC 版)
ラテライトは世界の地表の1⁄3を占めると言われる。ラテライト化した最も古い岩石はブラジルとオーストラリアの先カンブリア楯状地の岩石である。それより新しい時代の造山活動に伴う岩石では、グアテマラ、コロンビア、中部欧州、インド、ミャンマー、ニューカレドニア、キューバ、インドネシア、フィリピンなどがある。 カンボジアのアンコール・ワットには、山地から切り出された砂岩とラテライトが建築石材として使われている。また、水の浸透が良いため、スリランカでは地下のラテライト層を水が通り、アイルランドでは下水の燐、アルミニウム、鉄分の吸着材に使われるという。 ボーキサイト鉱床はラテライトが最も利用されている例だが、インドや南米で見られるように帯状に分布するのが特徴である。
※この「産地と利用」の解説は、「ラテライト」の解説の一部です。
「産地と利用」を含む「ラテライト」の記事については、「ラテライト」の概要を参照ください。
- 産地と利用のページへのリンク