生き物への配慮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/11 07:29 UTC 版)
「コウノトリ呼び戻す農法米」の記事における「生き物への配慮」の解説
土作り - 土中の微生物を育むために稲刈り後に米ぬかを散布する。 冬期湛水(冬水田んぼ、ふゆみずたんぼ) - 冬にも田に水を張ると、生物多様性が維持でき、また上空から目立つため、鳥が飛来しやすく、かつ、春先には微生物を育む効果がある。 魚道など生き物への配慮 - 生き物に優しい環境を作るために、水路と田んぼをつなぎ、木枠などで蛙や魚が水路から田んぼへ登れる魚道を確保する。ほか、魚類や水生生物の全滅を防ぐため、避難溝の設置、退避小池の造成など「生きものを逃がす場所」の確保も行う。 中干しの延期 - カエルはコウノトリの主要な餌であるが、ひと月ほど中干しの実施を延期すると、オタマジャクシがカエルに変態でき、死滅を防げ、カメムシなど害虫対策にもなる。 湛水休耕田(たんすいきゅうこうでん) - 乾田に水生生物や水鳥を増やすために休耕田に常時水を貯め、生き物の産卵場所を設ける。 生物調査 - 田んぼの環境状態の確認のために、生き物の調査を行う。田植え前のイトミミズの匹数で田んぼの状態が判断できる。
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