瓶の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/04 20:27 UTC 版)
瓶にはその用途に応じて様々なものが存在する。古く瓶の製造が大量生産では無かった時代には、瓶は貴重な容器で、洗って何度でも再使用することを前提とした容器だった。この方向性は現在でも一升瓶やビール瓶・牛乳瓶などに残っており、これら洗浄して再使用することを前提とした瓶は、リターナブル瓶とも呼ばれ循環型社会では飲料や食品・調味料の容器として注目を集める。 その一方で、産業革命以降には瓶の大量生産方法が確立され、使用した瓶を破砕してガラス原料としてリサイクルする場合がある。これはリターナブル瓶の対義語であるワンウェイ瓶とも呼ばれる。 こと洗浄して再使用するリターナブル瓶の場合では、内容物毎に意匠を凝らして製品種類をアピールすることは配慮されないため、規格化された大きさ(容積)・形・色をしている。例えば一升瓶でも日本酒などを入れるものは茶色の色つき瓶で、食用油などは内容物を見分けやすい淡い青色の透明瓶が使われるが、形状はどちらも尺貫法における一升(約1.8リットル)の細長い首を持った同じ形をしている。 古く吹きガラスで作った瓶が用いられたが、こういった瓶は大きさや容積がまちまちであることから、工業単位で製造された物品を収めることに向かず、次第に大きさが規格化されていったことがうかがわれる。
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