現存する国光の木
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/03/08 07:50 UTC 版)
「国光 (リンゴ)」の記事における「現存する国光の木」の解説
現存している国光の木は数少ないが、青森県庁には構内にりんご園があって、2014年(平成26年)の時点ではふじ2本と、つがる、王林、国光、紅玉、王鈴、千雪、星の金貨の7品種、各1本の合計9本が植栽されている。黒石市にある地方独立行政法人青森県産業技術センターりんご研究所には、1901年(明治34年)に栽植されたという国光古木の集団が残る。この古木集団は、1931年(昭和6年)から木ごとの着果数や収穫量などを調査し記録され続けている。 弘前市は1965年(昭和40年)、季節ごとにリンゴと親しむことなどを目的として「弘前市りんご公園」を開園した。公園の敷地面積5.2ヘクタール中、リンゴ園の面積が2.46ヘクタールを占める。リンゴ園にはかつて日本で広く栽培されていたワリンゴの他、本記事中の「起源と日本での栽培史」節で取り上げた国光を始めとした明治時代の7大品種が植栽されていて、その形態などを観察することが可能である。 長野県にも千曲市に推定の樹齢120年以上の国光の木が生育していて、1994年(平成6年)に「長野県内最古の栽培リンゴ樹」として千曲市の天然記念物(中原のりんご国光原木)に指定された。
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