現代の幟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 13:50 UTC 版)
現代の幟は、おもに広告用の資材として利用されている。前述の乳付旗に準じた形状の幟であり、何点かの乳を使って前述の逆L字状の竿に結わえて固定する。布の寸法の比率に基準はないものの、空間を効率的に利用しつつ布面に文言を記載するために縦長の形状になる。 形状 様々なタイプのものが開発されてきている。 ・棒袋のぼり ちちの部分を棒袋状に仕立てることで設置が簡単になり、かつ巻き上がり防止にもなる。 材質など かつては旗竿に竹を使用したこともあったが、昨今では金属パイプに塗料を塗布表面処理を施した既製品や、合成樹脂素材で成形した既製品を利用している。 布は価格を如何に安く抑えるかを主眼に合成繊維が用いられるようになっている。薄い生地であるポンジを用いて片面印刷になっているものが多い。木綿などに比べ耐久性は低い。 また、軍用品として戦場で兵卒が常に携行することをふまえていた近世以前とは違なり、「台座に固定して無人での管理を前提としていること」も、特徴である。
※この「現代の幟」の解説は、「幟」の解説の一部です。
「現代の幟」を含む「幟」の記事については、「幟」の概要を参照ください。
- 現代の幟のページへのリンク