現代の形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 09:17 UTC 版)
19世紀に入ると、楽器や演奏者の能力に対する要求が高まり、特に大規模なコンサートホールでは大きな音量が要求され、技巧的な作曲家・演奏家が台頭してきたことが、さらなる洗練に拍車をかけた。製造技術と音響学の知識の両方が洗練され、楽器の演奏性が大幅に向上した。 現代のファゴットには、ビュッフェ(フランス)式とヘッケル(ドイツ)式の2つの主要な形式がある。世界のほとんどの国でヘッケル式が演奏されているのに対して、ビュッフェ式は主にフランス、ベルギー、ラテンアメリカの一部で演奏されている。他にもガランドロノーム(英語版)など、数多くの種類のファゴットが様々な楽器メーカーによって製作されてきた。英語圏ではヘッケル式が普及しているため、英語で現代ファゴットといえば常にヘッケル式を意味し、ビュッフェ式が登場する場合はそのように明示される。
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