現代の川船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/30 11:23 UTC 版)
かつて太田川水系6川では、護岸から桟橋を渡してかき船・貸しボート・水上タクシーなどが営まれていた。ただ河川を管理する行政側は、これらが台風等の災害時に漂流して橋梁にせき止められると水位が上昇して氾濫被害を引き起こすとして営業を認めなくなり、結果廃れた。 一方海と島の博覧会が開催された1989年に、市は民間23社とで第三セクター広島リバークルーズを設立、元安川と本川で遊覧船を始めた。ただ経営不振により2001年解散、事業を2002年アクアネット広島が引き継いだ。現在の水上交通はそれを引き継いだリバーシークルーズによって運営されている。 2004年NPO法人雁木組が設立され、市内にある雁木を発着場として活用する“雁木タクシー”が運営されている。これはブラタモリ2016年9月24日放送回で登場した 以下、現在運営されている川船を示す。 かき船 : かなわのみ。船形態では運営されていない。 水上交通WATER TAXI : 広島駅前川の駅 - 平和公園元安桟橋間の運行。予約制。リバーシークルーズ運営。 雁木タクシー : 市内各所にある雁木を利用する水上タクシー。NPO法人雁木組運営。 ひろしまリバークルーズ(川の遊覧船) : 元安桟橋を起点とする本川の遊覧船。リバーシークルーズ運営。 世界遺産航路 : 元安桟橋 - 宮島間の運行。アクアネット広島運営。 かつて原爆ドーム周辺では貸しボート屋が営まれていた。 かつてのかき船「かなわ」と「ひろしま」 元安桟橋と2019年現在広島市唯一のかき船 左側に停泊するのが雁木タクシー
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