現代のメロディックハードコア (2000年代–現在)
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1999年に結成されたRise Againstは2004年にデビューアルバム『Siren Song of the Counter Culture』のリリースで商業的成功を収めた。他に成功したバンドとしては、Strike Anywhere、Consumed、Ignite、Belvedere、A Wilhelm Screamなどがいる。一方で2000年代初頭から中頃にかけて、Killing the Dream、Modern Life Is War、The Hope Conspiracy、Sinking Ships、Have Heart、Verse、The Carrier、Ruiner、This Is Hell、Comeback Kidらの作品によって、このジャンルは変貌を遂げているが、これらのバンドの多くは主要なハードコアレーベルであるBridge 9 RecordsやDeathwish Inc.に所属していた。その後、2009年ごろまでに、「Defeater、Touché Amoré、ザ・ゴースト・インサイド、カウンターパーツ、Being as an Ocean、Stick to Your Guns、Vannaなどのバンドがメロディック・ハードコアシーンの新しい顔になった」ことで、メロディック・ハードコアとポスト・ハードコアやメタルコアの領域が重なる現代の状況を作り出した。 メロディック・ハードコアの領域を出たり入ったりしたバンドは数知れないが、Beartoothは2ndアルバム『Aggressive』で、彼らが従来プレイしていた伝統的なハードコアパンクのサウンドから、 よりメロディック・ハードコアを連想させるようなスタイルへと方向を転換している。Hundredthはメタルコアとメロディック・ハードコアを融合させたスタイルでキャリアをスタートしたが、4thアルバム『Rare』ではシューゲイザーへと音楽性を変えている。伝統的なメロディック・ハードコアバンドのStrung Outは『Transmission.Alpha.Delta』でヘヴィメタルに強く影響された音楽を奏でており、AFIは2003年に発表した『Sing The Sorrow』でより大衆受けするサウンドへと舵を切っている。The White Noiseは、メロディック・ハードコアバンドになる前の最初の2枚のアルバムでエレクトロニコアをプレイしていた。
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