狭窄射撃実包
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実包射撃要領教育用の弾薬。 実包全体の長さは61mm、重量は14.26gであった。弾丸は銅製被甲とし、弾身には鉛を使用した。装薬として無煙拳銃薬0.25gを装し、使用する薬莢および雷管は九九式普通実包と同一である。 本実包は1939年(昭和14年)10月に伊良湖射場で、同年12月に富津射場で試験が行われ、その結果機能は概ね良好で、射距離15mおよび20mにおける命中精度も良好であったことから実用に適すると認められ、1940年(昭和15年)3月に仮制式制定が上申された。 後に名称統一のため、「小銃狭窄実包」へと改称された。
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狭窄射撃実包
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小銃射撃動作訓練用の弾薬。狭窄射撃実包は銃腔中に鉛が残留し腔中局部膨張の害を生じやすかったため専用の銃を用いた。初期のものは三十年式歩兵銃のものとほぼ同様のもので、弾丸は径6.6mm、重量1.7gの球形の鉛玉で、弾丸の直下に円筒形の木塞を装してある。実包全体の重量は11.8g、装薬として黒色小銃薬(後に小銃薬)0.2gを充填してあった。その後鉛の弾身を銅やアルミの被甲で覆った、長さ7.5mm、径6.65mm、重量2.3gの先端部に若干丸みを帯びた円筒形の弾丸が使用されるようになった。紙函は通常のものとは異なる狭窄射撃実包専用の20発入直方体のものが用いられた。 後に名称統一のため「小銃狭窄実包」へと改称された。 価格は10,000発当たり紙函付きで310円。
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