特異な接近・天体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 09:24 UTC 版)
「地球に月までの距離以内に接近する天体の一覧」の記事における「特異な接近・天体」の解説
最短接近距離が地球半径である6374km以下の天体は、地球半径以下の接近距離を取る場合に衝突する事を意味する。 2011 CQ1 の2011年2月4日の接近は、最も精度が高い中では地球に最も接近した天体である。最接近距離は1万2000kmであり、地球表面から6000kmのところを通過している。 アモール群に含まれる小惑星は5個あるが、いずれも軌道の計算精度が悪く、アモール群の定義値に収まっていない可能性があるか、以前の地球接近時に軌道が変化してアポロ群ないしアテン群からアモール群に変化したものが含まれている。 1998 DK36 は唯一のアティラ群であるが、軌道の計算精度が悪く、アティラ群の定義である遠日点距離0.983AU以下に収まっていない可能性がある。観測値は (0.98 ± 0.05) AUである。 最も巨大な天体は 2011 MD5 の1015mで、1918年9月18日に35万9000kmの所を通過している可能性がある。しかし、軌道の計算精度が悪いため、これを除く場合、(153814) 2001 WN5 と (163132) 2002 CU11 の806mが最も巨大となる。 小惑星番号が付与されている天体は12個であり、このうち名称があるのはアポフィス、ベンヌ、Duendeのみである。 2つの天体の接近の間隔が最も短いのは、2007年10月17日に 2007 UO6 が14時52分に35万9000kmの距離を通過した後、34分後の15時26分に 2007 UN12 が7万5000kmの距離を通過した。 24時間以内の最多接近記録は3個で、2010年9月8日中の 2010 RX30・2010 RF12・2010 RK53 の接近である。
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