牛銀番茶亭(休業中)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 07:41 UTC 版)
1997年(平成9年)4月に本居宣長の門人であった須賀直見の屋敷跡に開店した和風喫茶店で、「お休み処」と位置付けていた。「諸般の事情」により休業中である。1996年(平成8年)に牛銀の近所で売りに出されたこの物件を「派手なものができたら町が死んでしまう」という思いで当てもなく買い取ったのが最初で、松阪市立歴史民俗資料館長の田畑美穂に相談して「お休み処」としたものである。 芋ケンピなどの駄菓子と番茶がセットになった「番茶セット(月)」などのメニューがあった。店の入り口には籔内佐斗司が制作したブロンズ像「駅鈴童子」(えきれいどうじ)があり、庭や2階にも籔内の作品を設置していた。これは籔内が1986年(昭和56年)に松阪青年会議所の開催した「松阪彫刻シンポジウム」に参加した際に牛銀本店の3代目と知り合ったことがきっかけであった。営業当時は2階の薮内作品のギャラリーを無料で観覧できたほか、写真展の会場として利用された。
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