燻ぶる対立の火種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 09:31 UTC 版)
主要メンバーの復帰により再び活動は活発化し、2011年(平成23年)3月の福島第一原子力発電所事故とそれに伴う電力不足を奇貨として在特会が「反・反原発」や「反パチンコ」をテーマにした街宣やデモを展開するようになると、チーム関西も独自に「パチンコ禁止デモ」と題したデモや、反原発デモへの「カウンター」と称した街宣活動を行うなどの動きを見せた。 その一方で、同年秋頃からいずれも主要メンバーの一人である「現代撫子倶楽部」代表の中谷良子(以下単に「中谷」と表記した場合は彼女のことを指す)と、「歴史捏造を糺す会」代表(当時)の長月友希の2人を中心にメンバー間の対立が次第に深まっていた。対立の発端となったのは9月11日に大阪市で行われた街宣で、このとき中谷が右翼団体とトラブルを起こしたことから、かねてから中谷の言動がトラブルの火種となっており仲間を危険に晒していると考えていた長月は中谷との絶縁を決意。中谷の側もこの事件を機にメンバーの態度がよそよそしくなったと感じたという。 また中谷に国民健康保険証を貸していた女性メンバーが「貸した保険証でカードを作られているらしい」と長月に相談したため、クレジットカード等の偽造カード作成の危険性も孕んでいるとして、11月の懇親会でメンバーらと対応を協議した。この頃から「中谷が借りていた保険証を悪用してクレジットカードを偽造した」との噂がチーム関西内に流れ始め、中谷への批判が強まった。なお中谷が保険証を借りていたことは事実であり後日詐欺罪に問われることになったが(後述)、カード偽造疑惑に関しては女性メンバー名義のポイントカードを多数作成していただけで、クレジットカードを作成した事実はなかった。 その一方で中谷を擁護する動きも見られた。12月に東京で行われた「慰安婦の嘘は許しません!なでしこアクション2011」と題する活動において
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