熊本の八朔祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/01 05:54 UTC 版)
熊本県上益城郡山都町の浜町では、野山の自然素材を豊富に使った巨大な「造り物」が名物の「八朔祭(はっさくまつり)」が、毎年、旧暦8月1日の平均に近い、9月第1土曜日日曜日の2日間にわたって開催されている。この祭りは江戸時代中期から始まったとされ[誰によって?]、田の神に感謝し収穫の目安を立てる日とされ、NHKなど全国ニュースにも毎年取り上げられているほど有名な祭りである。 町の中心街を高さ3〜4m、長さ7〜8mにもおよぶ大造り物(山車 他にお囃子隊が同行)が数十基、引き廻される光景は実に壮観で、内外より多くの観光客や写真家を呼び込んでいる。 祭りに合わせて放水する国の重要文化財、通潤橋(つうじゅんきょう)の姿は見事で、夜には通潤橋の近くで花火も打ち上げられ、日頃は閑散とした山の町が遅くまで大勢の観光客で賑わう。 造り物には順位が付けられ、浜町内の各町や団体が長年培ってきた技術、作品のテーマや形にアイデアや知恵を絞り、競い合っている。祭りの本格的な準備は約1ヶ月前から始まり、町内各地に、造り物の山車を作る小屋や番屋が立つ。
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