煩悩との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/25 19:32 UTC 版)
四沙門果と煩悩の関係は以下の通り[要ページ番号]。 四沙門果煩悩預流果三結(有身見・疑・戒禁取)が絶たれている。 一来果三毒(貪・瞋・癡)が薄まっている。 不還果五下分結(三結+貪・瞋)が絶たれている。 阿羅漢果五上分結(色貪・無色貪・慢・掉挙・無明)が絶たれている。 四向四果 (解脱の10ステップ, パーリ経蔵による) 到達した境地(果) 解放された結 苦しみが終わるまでの輪廻 預流 1. 有身見 (無我)2. 疑(教えに対しての疑い)3. 戒禁取(誤った戒律・禁制への執着) 下分結 最大7回、欲界と天界を輪廻する 一来 一度だけ人として輪廻する 不還 4. 欲の貪り(カーマラーガ)5. 憤怒(瞋恚, パティガ) 欲界及び天界には再び還らない 阿羅漢 6. 色貪7. 無色貪8. 慢, うぬぼれ9. 掉挙10. 無明 上分結 三界には戻らず輪廻から解放 Source: Ñāṇamoli & Bodhi (2001), Middle-Length Discourses, pp. 41-43.表・話・編・歴
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