無賃乗車対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 04:13 UTC 版)
無賃乗車対策としては、トラムや地下鉄、大都市圏の近郊・通勤列車では乗車中や降車時に抜き打ち的に検札員による検査を行い、有効な乗車券を所持していない場合には理由のいかんを問わず正規運賃に加え高額のペナルティ(数倍ないし数十倍の追徴金)を課される。一方欧米の長距離列車ではほぼ確実に検札が行われるので不正乗車は実質不可能である。悪質な場合や請求された罰金を不払いの場合、警察への通報も行われる。 信用乗車方式を導入した都市における無札乗車率と罰金(ペナルティ)金額都市名無札率罰金金額ポートランド(アメリカ) 5%250$(最大) カールスルーエ(ドイツ) 3%60DM チューリヒ(スイス) 2%100SF ストラスブール(フランス) 12%100Ff メルボルン(オーストラリア) 5%AU$258 香港 2%HK$290 出典:表3.30.2「信用乗車方式における無札乗車率(事業者の申告値)とペナルティ金額」、西村・服部『都市と路面公共交通』203頁 凡例:$=アメリカドル、DM=ドイツマルク、SF=スイスフラン、Ff=フランスフラン、HK$=香港ドル
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