無機ヒ素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:51 UTC 版)
2001年10月、カナダ食品検査庁 (CFIA)(英語版) は、発癌性のある無機ヒ素の含有率が、ヒジキにおいて他の海藻類よりも非常に高いという報告を発表し、消費をひかえるよう勧告した。これは複数の調査によって裏付けられ、イギリス・香港・ニュージーランドなどの食品安全関係当局も同様の勧告を発表した。 一方、日本の厚生労働省は、2004年7月、調査結果のヒ素含有量からすると、継続的に毎週33グラム以上(水戻しした状態のヒジキであり、体重50キログラムの成人の場合)を摂取しない限り世界保健機関 (WHO) の暫定的耐容週間摂取量を上回ることはなく、現在の日本人の平均的摂取量に照らすと、通常の食べ方では健康リスクが高まることはない、との見解を示した。また、海藻中のヒ素による健康被害があったとの報告はないとした(その他詳細は「ヒ素」を参照)。
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