炭俵とは? わかりやすく解説

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すみ‐だわら〔‐だはら〕【炭俵】

読み方:すみだわら

炭を詰める俵。また、炭の詰まった俵。わら・あし・かやなどで作る。《 冬》「薄雪や簷(のき)にあまりて—/波郷」


すみだわら〔すみだはら〕【炭俵】

読み方:すみだわら

江戸中期俳諧集。2冊。志太野坡(しだやば)・小泉孤屋・池田利牛共編元禄7年(1694)刊。芭蕉晩年の「軽み」の境地がよく表れ、のちの俳壇大きな影響与えた俳諧七部集の一。


炭俵 (すみだわら)

炭俵 木炭入れ容器である。カヤ編んだもので、長さ58cm、口一辺30cm角、重さ0.9kgである。

炭俵

読み方:スミダワラ(sumidawara)

江戸時代俳諧集。野坡ほか編。


炭俵

読み方:スミダワラ(sumidawara)

木炭いれられカヤ編んだ

季節

分類 人事


炭俵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/04 15:34 UTC 版)

炭俵(すみだわら)は、俳諧の撰集で、俳諧七部集の一つ。志太野坡、小泉孤屋、池田利牛編。1694年元禄7年)6月28日奥書[1]。京都の井筒屋庄兵衛、江戸の本屋藤助刊[1]。半紙本上下2冊。題号の由来は、柏木素龍の序によれば、芭蕉の「炭だはらといへるは誹也けり」との言葉による[2]

概要

編者3名はいずれも越後屋の手代で松尾芭蕉晩年の弟子である[2]森川許六は彼らを「師の恩に依て炭俵の選者の号を蒙り、名をあらはせり」と評している[2]

上巻は芭蕉・野坡両吟歌仙を巻頭に、服部嵐雪・利牛・野坡の三吟歌仙、孤屋・芭蕉・岱水・利牛の三吟百韻、の諸家発句を収める[2]。下巻はの諸家発句にはじまり、宝井其角・孤屋の両吟歌仙、天野桃隣・野坡・利牛の三吟歌仙、芭蕉・野坡・孤屋・利牛の四吟歌仙、杉山杉風・孤屋・芭蕉ら13名の連衆による歌仙で終わっている[2]。上下巻の発句の総数は258句[2]

許六が「炭俵のかるみ」(『俳諧問答』)「炭俵・後猿のかるみ」(『宇陀法師』)と評したように、「かるみ」を形象化した撰集として知られ、芭蕉自身も「別座敷・猿蓑のなりわたりおびたゞしく候」と述べている[2]。芭蕉晩年の俳風「かるみ」の代表的撰集である[1]

『炭俵』の素材や構成は、幸田露伴『利休箸』に影響を与えた[3]

脚注

  1. ^ a b c 佐藤勝明 (2011), p. 111.
  2. ^ a b c d e f g 岡本勝 & 雲英末雄 (2006), p. 325.
  3. ^ 水田紀久 (1954), pp. 41–43.

参考文献


「炭俵」の例文・使い方・用例・文例

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