漂流軽石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:42 UTC 版)
海水面等を海流等を駆動源として漂い流れる軽石を漂流軽石という。軽石を含む火砕物密度流(火砕流)の海への到達や降下軽石が海に降り注いでも発生することもあるが、漂流軽石のほとんどは海底火山の噴火によって発生している。海底火山からの噴出でも水深が比較的深いと気泡が繊維状に発泡して海水が浸透するため浮かない「材木状軽石」になる。 海岸近くの火山や海底火山の噴出物として排出された場合、遠くの海岸まで流れ着く事例もある。この為、火山噴火の有った時から暫くの間、海岸に於いて、時折、軽石を採取できる事もある。 水上にまとまって浮かぶ軽石ラフト(英語版)が島と誤認され、地図上には存在するが実際には存在しない幻島サンディ島となった可能性をシドニー大学の研究チームは指摘している。
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