滑走路端への移動とは? わかりやすく解説

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滑走路端への移動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 10:11 UTC 版)

離陸」の記事における「滑走路端への移動」の解説

離陸用い滑走路の端に位置合わせ滑走路方位向き合わせる動作タキシングとよぶ。移動は、固定翼機場合地上走行によって行う。固定翼機車輪動力持たないため、飛行用い動力(プロペラエンジンやジェットエンジンなど)をタキシングのためにも用いる。飛行中空中より地上は、エンジン効率悪くタイヤの転がり抵抗もあるので、タキシングには移動距離速度割には多大な燃料時間無視して同じ距離を移動するなら約4倍)を必要とする。移動時間燃料の節約のため、あるいは交通整理のため、離陸性能が満足すれば、滑走路の端までタキシングをせずに滑走路途中から滑走路進入して離陸することもあり、これはインターセクション・デパーチャーと呼ばれている。なお、東京国際空港羽田)やジョン・F・ケネディ国際空港ニューヨーク)などにおいて、交差する複数滑走路同時に離着陸使用する場合は、インターセクション・デパーチャーにする必要がある離陸許可出ている場合滑走路端で止まらずそのまま離陸するローリングテイクオフ場合と、いったん停止してある程度エンジン出力出してからブレーキ離し離陸する(スタティックテイクオフ)場合があり、それぞれ一長一短がある。混雑する空港では、先に離陸した航空機十分に安全な距離まで離れていき、かつ、その後乱気流が収まるまで、次の離陸機は待たなくてはならない。そのため、次の離陸機は滑走路に入ることはできても、所定時間(2分程度)が経過するまで離陸できず、滑走路上で待つことになる。このため必然的にスタティックテイクオフになる。一方で騒音問題配慮しなくてはならないような空港では、地上滑走路上で停止してエンジンをふかすことはせず、速やかに離陸するローリングテイクオフ)。

※この「滑走路端への移動」の解説は、「離陸」の解説の一部です。
「滑走路端への移動」を含む「離陸」の記事については、「離陸」の概要を参照ください。

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