滋賀・石

新語時事用語辞典

滋賀石

別名：シガアイト
英語：Shigaite

滋賀県栗東市で発見された硫酸塩鉱物。大阪石や千葉石と同様、都道府県名を冠した日本産新鉱物である。

関連サイト：
Tokyoite: Tokyoite mineral information and data - Mineralogy Database

（2011年2月17日更新）

デジタル大辞泉

しが‐せき【滋賀石】

読み方：しがせき

昭和60年（1985）、滋賀県栗東(りっとう)市の廃鉱で、米国のピーコーらが発見した鉱物。硫酸塩鉱物の一種。三方晶系。六角板状で、可撓性(かとうせい)をもつ。学名シガアイト（shigaite）。

鉱物図鑑

滋賀石(Shigaite)

N'Chwaning II Mine,Kuruman,Cape Province,South Africa
[AlMn₂²⁺(OH)₆]₃(SO₄)₂Na(H₂O)₆{H₂O}₆　画像の幅約４．５ｍｍ

ピンク色をした菱マンガン鉱に付いた六角板状の結晶が滋賀石です。
滋賀石は日本で発見された鉱物ですが、海外のマンガン鉱物の産地でも
見付かっています。
この産地の標本は透明で美しい立派な結晶を産出します。

滋賀石(Shigaite)

滋賀県栗東市下戸山五百井鉱山
[AlMn₂²⁺(OH)₆]₃(SO₄)₂Na(H₂O)₆{H₂O}₆　画像の幅約３ｍｍ

淡い黄色をした六角薄板状の結晶が滋賀石です。
滋賀県栗東市下戸山五百井鉱山で発見された鉱物で、この産地の
県名に因んで名付けられました。

ウィキペディア

滋賀石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/09/23 00:25 UTC 版)

滋賀石（しがせき、 Shigaite）は、1985年に発表された日本産新鉱物で、ミシガン大学の鉱物学者 Donald R. Peacor 、国立科学博物館の加藤昭などにより、滋賀県栗東町（現・栗東市）下戸山の五百井（いおい）鉱山から発見された。 化学組成はMn₆Al₃(OH)₁₈[Na(H₂O)₆][SO₄]₂・6H₂Oで、三方晶系。発見地の県名から命名された。