準強制わいせつ
別名:準強制猥褻、準強制わいせつ罪、準強制猥褻罪
英語:Quasi Forcible Indecency
刑法第178条が規定している罪。相手の無抵抗に乗じてわいせつ行為をはたらくものに対する罪。
刑法第176条の「強制わいせつ」が、暴行または脅迫を用いてわいせつな行為に及んだ場合について規定しているのに対し、「準強制わいせつ」は、心神喪失の状態、もしくは抵抗・拒絶ができない状態の相手に対してわいせつ行為に及んだ場合を規定している。
準強制わいせつは「準」と名がつくが、手段が暴行・脅迫に準ずるという程度の意味合いである。罪過が軽いわけではなく、強制わいせつと同じく6ヶ月以上10年以下の懲役が課される。
じゅん‐きょうせいわいせつざい〔‐キヤウセイワイセツザイ〕【準強制×猥×褻罪】
準強制わいせつ罪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 09:54 UTC 版)
人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者は、第176条の例による(刑法第178条1項)。未遂はこれを罰する(刑法第180条)。
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