測風気球とは? わかりやすく解説

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そくふう‐ききゅう〔‐キキウ〕【測風気球】

読み方:そくふうききゅう

大気上層風向・風速観測するために飛ばす小型気球パイロットバルーン


測風気球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/12 11:10 UTC 版)

測雲気球」の記事における「測風気球」の解説

測風気球(そくふうききゅう)は上空風向・風速観測する目的で飛ばす気球のこと。飛ばしたゴム気球動きを、1台もしくは複数台の測風経緯儀目視追跡記録することにより、上空風向・風速観測ができる。測風気球はパイロットバルーン(Pilot balloon)、パイバル、パイボールなどとも呼ばれる。 測風気球は、気球一定速度上昇した場合観測精度上がるが、現実には上昇速度不安定なこともあり、測風精度は高いわけではない。そのため、観測精度上げるために複数台の測風経緯儀ある程度距離の離れた場所にそれぞれ設置し同時観測が行われることがある。 測風気球観測は、気球などに入るなど視覚的に見えなくなることで観測ができなくなる欠点があり、概ね上空1000m程度までの上層の風観測適した観測方法である。 なお、一定高度の風観測観測する場合は、ゴム気球ではなく浮力調整したノンリフトバルーン定高気球)が使われる気象庁の上空の測風観測では、現在は定時飛ばされ上空約30000mまで上昇するレーウィンゾンデからの電波自動追跡する方向探知機GPSゾンデ測位信号データ解析から自動的に測風観測が行われるため、測風気球による観測が行われることは多くはない。 しかし、レジャースポーツ熱気球フライトの際には、事前に飛行地域の上空の風向・風速観測結果から出発地着陸予定地選定したり、フライト可否判定をするために、測風気球による観測が行われる。この場合高価なゴム気球ではなく普通のゴム風船飛ばして観測が行われることも多い。

※この「測風気球」の解説は、「測雲気球」の解説の一部です。
「測風気球」を含む「測雲気球」の記事については、「測雲気球」の概要を参照ください。

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