渡渉、機動能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 21:11 UTC 版)
K1シリーズでは、深度最高2.2mの川を潜水渡河することができるだけであったが、K2はシュノーケルを使用することにより深度4.1mの河川を潜水渡河することができ、浮上すると速やかに戦闘態勢に移行できる予定である。60%の急斜面と高さ1.3mの垂直障害を乗り越えることができる予定である。 平面路上において最高70km/h、不整地においては最高48km/h、0-32km/h加速は7秒以内を目標としていたが、2014年9月の時点で加速性能目標の達成は困難として0-32km/hを8秒以内と大幅に下方修正していた。しかし、実際に試験された国産パワーパックの加速性能は妥協した数値目標にすら及ばず、軽荷状態である車両重量55tの条件で0-32km/hを8.7秒というスコアであった。要求性能未達ではあったが、戦力化を急ぐこともあり10月始めにROC(作戦要求性能)の更なる緩和修正と、それに伴う開発完了宣言、12月の二次生産分からの契約締結を図る見通しとなった。最終的に、発進加速のROCを既存のK1、K1A1戦車と同じく0-32km/hを10秒というラインまで引き下げることでこの問題は決着した。
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