渡海船とは? わかりやすく解説

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とかい‐ぶね【渡海船】

読み方:とかいぶね

江戸時代に、大坂中心に瀬戸内海諸港間の貨客輸送あたった小型廻船大坂・丸亀間の金毘羅船(こんぴらぶね)、大坂北九州間の小倉船(こくらぶね)など。


渡海船

読み方:トカイセン(tokaisen)

大廻しの船、渡海船ともいい、200石以上の海船

別名 廻船(かいせん)


渡海船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 06:07 UTC 版)

補陀洛山寺」の記事における「渡海船」の解説

船上造られ屋形には扉が無い。屋形に人が入ると、出入り口に板が嵌め込まれ外から釘が打たれ固定されるためである。その屋形四方4つ鳥居建っている。これは「発心門」「修行門」「菩薩門」「涅槃門」の死出四門表しているとされる渡海北風吹き出す旧暦11月行われた。渡海船は伴船に沖に曳航され、綱切島近くで綱を切られた後、朽ちた大波によって沈むまで漂流する。もちろん、船の沈没前渡海者が餓死衰弱死した事例多かったであろう。しかし、船が沈むさまを見た人も、渡海者たちの行く末記した記録存在しない

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渡海船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 14:40 UTC 版)

補陀落渡海」の記事における「渡海船」の解説

補陀落渡海に使う渡海船についての史料少ないが、那智参詣曼荼羅には補陀落渡海描かれており、補陀洛山寺には復元された渡海船が置かれている。これによると、一般的な貨客のための渡海船とは異なり和船の上入母屋造りの箱が置かれその四方に4つ鳥居建てられている。鳥居代わりに門を模したものを付加する場合もあり、この場合は門のそれぞれに発心門」「修行門」「菩提門」「涅槃門」との名称がある。 箱の中には30日分の食物とともに行者乗り込むが、この箱は船室とは異なり行者が中へ入ると入り口は板などで塞がれ、箱が壊れない限り出入りできない。図には帆が描かれているが、一般には艪、なども含めて航行のための道具備えていない。これは、生還することなく遺骸となって戻ってこないことが浄土至った証との思想基づいている。沖合まで伴走船曳航した後、人々海流流されて漂流していく船を見送る。

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