済生丸100 (4代目)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/24 05:14 UTC 版)
三代目の老朽化に伴い、23年ぶりに新造されることとなった。上記4県の行政が補助金2億7000万円、および済生会支部などが資金を拠出したうえで、6億6000万円をかけ神戸市兵庫区の金川造船吉田工場で建造。2013年8月8日に、同工場内で進水式を実施した。全長33メートル、排水量180トン。患者の高齢化を鑑みた上でのバリアフリー化を意識した船内エレベーターを新設したほか、船首のランプゲートを拡張強化し、長さ6.5メートル×幅1.9メートルとして、軽自動車までの重量に対応できるようになった。従来の船に備わっていなかったマンモグラフィー検診装置、デジタル式のレントゲン撮影設備、生化学自動分析装置を搭載したほか、3代目では老朽化の影響で使われていなかった血液検査装置を新調した。2014年1月15日から就航。ただし、運営の財政難を背景に、無料検診の一部を有料検診へ移行させた。 ちなみに、船名が「済生丸100」とも呼ばれているのは、済生会の創立100周年記念事業として建造を決めたことによる。
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