清秀桜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/21 07:37 UTC 版)
愛宕神社には飯田市最古の桜とされる「愛宕神社の清秀桜」がある。品種はエドヒガン。飯田市公式サイトでは「胸高周囲約6.5m、樹高約10m」としており、『信州の桜紀行』では「根回り7m、目通り6m、高さ10m」としており、『信濃の一本桜』では「幹回りは4.1m、樹高は8m程度」としている。花色は濃いピンク色である。 鎌倉時代の仁治年間(1240年-1242年)に、飯坂城(愛宕城)跡地にできた地蔵寺に清秀(せいしゅう)法印が手植えしたものと伝えられ、桜の名称は清秀法印に由来する。清秀法印はこの桜を普通の山桜とは異なる「姥桜」(うばざくら)であるとし、当初は清秀桜ではなく「姥桜」と呼ばれていたとする伝承が残っている。地蔵寺は後に愛宕稲荷神社となった。1973年(昭和48年)12月15日に飯田市指定文化財(天然記念物)に指定された。根回りの割に上部が低いのは、かつて落雷被害にあったためである。落雷によって割れた幹には空洞ができており、根元は数本に分かれている。樹齢は「2012年時点で約760年」とも、「2012年時点で800年」とも。
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