混同されているミズワニ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 16:36 UTC 版)
ミズワニの名は、昭和30年頃に京都大学農林部教授松原善代松によって命名された。種名の kamoharai は、当時、高知大学文理学部の教授であった蒲原稔治の名に因んでいる。分類学においてイギリスの名前はこの動物のmizu waniの日本の名前に由来し付けているともある。日本においては古代にはサメのことも和邇(わに)と呼んでいた。そして和邇(わに)は一般にはワニザメのことされている。日本神話の因幡の白兎に登場する和邇(わに)もサメ説がある。山陰地方では現在でもサメのことをワニと呼んでいる。日本から発信されたmizu waniの名前はワニザメ=ミズワニとする日本とSmalltooth sand tiger=ミズワニとする誤解が生じているようである。 ミズワニとあるのにオオワニザメの特徴が書かれている文献も多く、混同されているようである。また以前、オオワニザメやシロワニがミズワニ科に分類されていたことも混同の要因の一つと思われる。 ミズワニ・シロワニ・オオワニザメの分類に関しては、ネズミザメ目の項目を参照のこと。
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