液体燃料の選定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/19 05:18 UTC 版)
「貴金属フリー液体燃料電池車」の記事における「液体燃料の選定」の解説
液体燃料の選定要件を以下に示す。● 発電によりCO2を生成しない。● 高いエネルギー(熱量)を有する。● エネルギー効率(仕事率)が高い。 自動車用燃料の比較項目ガソリン水素 (70MPa)水加ヒドラジン引火点(℃)マイナス21以下 ― 75 消防法 危険物第1石油類 ― 第3石油類 (>80%) 毒物劇物取締法対象物ではない ― 劇物 (>30%) 急性毒性 LD 50[mg/kg]14600 ― 129 がん原生※グループ2B ― グループ2B CO2排出[g/ML]68 0 0 エネルギー密度[kW・h/L]9.5 1.8 3.2 理論起電力[V]/発電効率[%]― 1.23/83 1.56/99 ※国際がん研究機関 (IARC) による分類。「グループ2B」は、コーヒーと同じ分類である。 水加ヒドラジンは、これらの要件に合致している。水加ヒドラジン(濃度80%以上)は、常温では引火しない。また、引火した場合、爆発することなくアルコールランプ程度の緩やかな炎が発生するが、水で速やかに消火できる。
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