消費期限表示偽装事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 05:18 UTC 版)
2007年10月12日に赤福餅が消費期限及び製造日、原材料表示を偽装していた事件が発覚し、赤福餅の販売が自粛された影響で、赤福と同様の商品を販売している御福餅の売上が急増した。 その矢先の2007年10月29日、同社による自主申告に基づき、御福餅にも表示不正の疑い(JAS法違反)があるとして、農林水産省東海農政局と県伊勢保健所が同社本社に立ち入り調査に入った。農林水産省などによれば、製造日と消費期限を1日先延ばしして表示する「先付け」および、原材料の表示順の誤り(原材料は“重量順”に「砂糖、小豆、…」と記載されなければならないところを、「小豆、砂糖、…」と記載していた)などの不正が行われていたという。なお同社は当初製造日の偽装を行なった商品は全体の1割程度と説明していたが、実際には8割以上の商品で行なわれていたことが判明した。また、製造日偽装は少なくとも1980年から日常的に行われていたという。 12月5日、小橋正生社長は津市にある農林水産省東海農政局三重農政事務所に改善計画書を提出。直営店での営業を再開した。
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