海底配管
【英】: submarine pipeline
従来、港内または比較的平穏な海域に限定されていた海底配管も、近年外洋大水深の石油開発が進むにつれ、その敷設技術の発展には目覚ましいものがある。 フォーティーズ(Forties)油田から英国への海底配管は直径 32 インチ、100 マイル、最大水深 430 フィートである。敷設工法には、特殊専用台船上で溶接を行いながら敷設するレイバージ工法、陸上で溶接した配管を作業船のウィンチで曳{ひ}き出す曳き出し工法、陸上で溶接した配管を浮上させたまま曳航{えいこう}し、先に敷設した配管を台船上につり上げてこれと溶接する浮遊曳航工法などがある。わが国では、消防法、港湾法により、海底配管は基本的に埋設することになっており、埋設深さ 1 ~ 2m が通常である。特に、港内、航路など船舶の航行がある場合の敷設については、埋設深さ決定のため、工事前に船舶による投錨試験{とうびょうしけん}が行われる。 |

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