浦賀 - 三崎間の乗合自動車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:36 UTC 版)
「京浜急行バス久里浜営業所」の記事における「浦賀 - 三崎間の乗合自動車」の解説
浦賀 - 三崎間には大正時代から乗合自動車の運行が複数の事業者により行われていた。すなわち、この路線の経由地である久里浜にも早くから乗合自動車が走っていた。これらの路線を運行していたのが、三浦自動車および臨海自動車の前身である梁瀬自動車である。『全国乗合自動車総覧』には、三浦自動車は1921年(大正10年)6月20日、梁瀬自動車は1923年(大正12年)9月17日開業とある。さらに、横須賀市内で乗合バス事業の整備統合を進めていた横須賀自動車が、1927年(昭和2年)5月に横須賀駅 - 浦賀間の路線を上宮田まで延長し、久里浜を通るようになった。この路線は1932年(昭和7年)には更に三崎まで延長されている。また、横須賀自動車は浦賀町谷戸に浦賀出張所を設けていた。 これとは別に、湘南電鉄が直営で浦賀駅 - 久里浜ペルリ記念碑前間の乗合自動車営業免許を得て、1931年(昭和6年)3月より自動車2輌を用いて運行を開始した。 一方で、昭和に入ると京浜電鉄主導の下、事業者の買収など整理統合が行われ、三浦自動車と臨海自動車は湘南半島自動車へ、横須賀自動車は湘南電鉄へとそれぞれ整理統合された。浦賀 - 三崎線は湘南半島自動車の三崎営業所と湘南電鉄の浦賀営業所がそれぞれ運行した。1941年(昭和16年)頃の浦賀営業所の所管路線は、浦賀駅 - 鴨居線、浦賀駅 - 久里浜線、浦賀駅 - 三崎線の3路線であるが、このうち浦賀駅 - 三崎線の全線と浦賀駅 - 久里浜線の一部は運行を休止している。車輌数は15台であった。
※この「浦賀 - 三崎間の乗合自動車」の解説は、「京浜急行バス久里浜営業所」の解説の一部です。
「浦賀 - 三崎間の乗合自動車」を含む「京浜急行バス久里浜営業所」の記事については、「京浜急行バス久里浜営業所」の概要を参照ください。
- 浦賀 - 三崎間の乗合自動車のページへのリンク