流刑地で登場した人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 03:02 UTC 版)
丈吉/柴俊夫 生まれつきの赤毛と、怪力が特徴。流刑地では「赤牛」と渾名(あだな)されていた。原作のジャン・ヴァルジャンに相当する。 大塩平八郎の乱の余波で、無実のまま流罪となる。その後も、役人の不手際で赦免状から書き漏れる(二度と公式に赦免されない)など、不運な男。 作次郎/石橋正次 丈吉が流された島の庄屋の跡取り息子だった。銃の名手。原作のジャヴェール警部に相当する。 丈吉らの島抜けの際に父が死亡、200年続いた庄屋(近藤家)は名字帯刀を取り上げられる。丈吉へ復讐するため、執拗に追跡する。 お豊/神崎愛 作次郎の妹。 父の勧めもあり、丈吉を婿にするつもりだった。作次郎と共に丈吉の跡を追う。 嘉右衛門/加藤嘉 流刑地の庄屋(近藤家の当主)。作次郎、お豊の父。丈吉が赦免にならなかった経緯を聞き、不憫に思う。 丈吉に娘を勧めるが断られ、島抜けの決意が固いことを知る。同情した嘉右衛門は通行手形を用意するが、丈吉に渡す際、仙吉に背後から襲われて致命傷を負う。 死に際し、自らが隠れキリシタンであることを竜安に明かす。 仙吉/島米八 大阪出身の罪人。丈吉に妹(お志麻)からの手紙を渡した。島抜けを企み、丈吉の動向を窺っている。 竜安(りゅうあん)/高橋幸治 長崎の蘭学医。流刑島を定期訪問した際、丈吉と出会う。原作のミリエル司教に相当する。 再会した丈吉と別れる際、銀の飾台を託し「飾台のような男になれ」と言葉を贈る。 市蔵/坂上二郎 竜安に同行している男。「医者になりたい」と語るが、実は幕府の隠密であった。
※この「流刑地で登場した人物」の解説は、「いのち燃ゆ」の解説の一部です。
「流刑地で登場した人物」を含む「いのち燃ゆ」の記事については、「いのち燃ゆ」の概要を参照ください。
- 流刑地で登場した人物のページへのリンク