津波発生後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/07 03:13 UTC 版)
衝突部分は盛り上がり巨大なマグマの湖とでもいうべきクレーターと化し、この時の地表面の温度は摂氏数万度にも達すると推測される。惑星を構成する岩石が泡立ち熱で融解・気化し摂氏10000度以上もの岩石蒸気の熱風となり自らの重みで四方に流れ出す。ほぼ一日で地表面を覆い尽くし、海洋の水位は毎分5センチメートルという驚異的な速度で下がり続けやがて消滅し(全海洋蒸発)、さらに高温のため水は水素と酸素に分解され軽い水素は宇宙空間へ逃げ出し水が破壊される。隕石衝突後丸々数年間は岩石蒸気が惑星全体を包み込み、蒸発した隕石・惑星構成物質が原始地球さながらに大気循環する。その後冷却し、やがて水等の比較的低い温度、惑星の通常気温時に大気循環する物質(金星では硫酸などである)を大量に有する惑星では数千年間も雨が降り続ける。また上記のように高温で水が分解、破壊され二度と水が形成されなくなる可能性もある。
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